映画『バンクシー 抗うものたちのアート革命』を見てきました。
2023年5月19日に公開された『バンクシー 抗うものたちのアート革命』は、正体不明の覆面アーティスト・バンクシーの人生と作品、幅広い活動を探るドキュメンタリー映画です。バンクシーがイギリスのブリストルでグラフィティ・アーティストとして生まれ、破壊的な作品で世界的に有名になったアート革命に迫っています。
映画『バンクシー 抗うものたちのアート革命』のあらすじ
『バンクシー 抗うものたちのアート革命』では、アート界の専門家へのインタビューを通じて、バンクシー作品が現代アートと文化に与えた影響と、アート界に受け入れられる境界をどのように押し広げたかを描いています。
また、バンクシーの普及と商品化におけるソーシャルメディアの役割と、非公認作品の認証についても追っています。
このドキュメンタリー映画は、バンクシーのアートと、グラフィティアートのより広い動きに対するバンクシーの影響について、包括的かつ示唆に富んだ見方を提供すると同時に、社会におけるアートの役割とビジネス化について重要な問題提起をしています。
映画『バンクシー 抗うものたちのアート革命』の登場作品
『バンクシー 抗うものたちのアート革命』では、さまざまなバンクシー作品が登場してきます。
風船と少女(愛はゴミ箱の中に)2018年
イーストン・カウボーイズ「サパティスタ民族解放軍」2001年
パレスチナの壁画 2005年
Crude Oils 2005年
美術館へ侵入 2003-2005年
パリスヒルトンのパロディ 2006年
The Cans Festival 2008年
バンクシーvsブリストル美術館 2009年
Dismaland(憂鬱な遊園地)2015年
映画『バンクシー 抗うものたちのアート革命』の出演者
『バンクシー 抗うものたちのアート革命』では、さまざまなバンクシー作品が登場してきます。
バンクシー
バンクシーは、正体不明の神出鬼没の覆面ストリートアーティストです。
政治的なメッセージや社会批判を含んだ作品を、街中に描き、現代アートの世界で高い評価を得ています。
スティーブ・ラザリデス
バンクシーの元右腕。アートプロモーター
ジョン・ネーション(JOHN NATION)
バンクシーの物語の始まりとも言えるグラフィティプロジェクトを運営。少年時代からのバンクシーを知る
イギリス、ブリストル生まれ。ブリストルのグラフィティアートに献身してきた、 ”グラフィティのゴッドファーザー”と言われている人物。現在もWhere The Wallというブリストル市内でのグラフィティツアーを行い、80年代より現在まで、 BBCやスカイTV、リーダーズダイジェストなどたくさんの有名雑誌やTV局からインタビューを受け、グラフィティに関しての取材には必ず取り上げられるブリストルの知名人で、 また、この”バンクシー抗うものたちのアート革命”も彼へのインタビューを中心に正確に作成された。…
インキー
インキーはロンドンを基盤にして活動する画家、ストリート・アーティスト。ブリストル、クリフトン出身。
バンクシー、3D、ニック・ウォーカーとともにブリストルのグラフィティ・シーンを形作った芸術家の1人と評価されている。
ベン・アイン(BEN EINE)
バンクシーに最も近いコラボレーターの一人。世界的に有名なアーティスト
本名は「Ben Flynn(ベン・フリン)」。1970年、ロンドン生まれ。イーストロンドンエリアを中心に活動し てきたベン・エインですが、 今のようにコマーシャルグラフィティとして作品の制作を依頼される以前は、ア ンダーグラウンドシーンで活躍していた。その頃からアーティストとしての評価、知名度は非常に高かった。
フィレックス・FLX・ブラウン(Felix FLX Braun)
英国・ブリストルを拠点に活動する現代美術家、壁画家。 英国グラフィティの最初のムーブメントを経験したフェリックスは、1984年に悪名高いCrime Inc Crewで、弟のジンクス、ニック・ウォーカー、インキーらと共に絵を描き始めた。…
Risk(リスク)
KET& Scape(ケット & スケイプ)
多数のアート専門家や文化評論家
映画『バンクシー 抗うものたちのアート革命』の概要
原題 | Banksy and the Rise of Outlaw Art |
監督 | エリオ・エスパーニャ |
ジャンル | ドキュメンタリー |
上映時間 | 113分 |
製作国 | イギリス |
製作年 | 2020年 |
クレジット | (C)︎ Spiritlevel Cinema Ltd. |
邦題 | バンクシー 抗うものたちのアート革命 |
提供 | TOMOKA LTD, FATHBES / TRIBE / F.A.I |
配給会社 | one’s (一般社団法人映像文化革新機構) |
配給協力 | マウンテンゲートプロダクション |
上映日 | 2023年5月19日(金) |
映画『バンクシー 抗うものたちのアート革命』の上映劇場
東京
- ヒューマントラストシネマ渋谷
- シネ・リーブル池袋
- UPLINK吉祥寺
梅田
- シネ・リーブル梅田
京都
- UPLINK京都
名古屋
- 伏見ミリオン座・センチュリーシネマ
映画『バンクシー 抗うものたちのアート革命』の感想
『バンクシー 抗うものたちのアート革命』の前半は、グラフィティの歴史とテクニックについて解説なので、退屈しました。ブリストルで始まるバンクシーの活動は、さまざまな人物から影響を受けつつ独自の手法でその名を広めていきました。
イギリスで最も有名な犯罪者は、イギリスで最も称賛されるアーティストだった。というように、より大きなテーマを扱うことで、アートの流れを変えました。
アートの目的は何か?
世界を変えることだと思う。
世界的に有名なアーティストの犯罪は、被害者を生まない破壊行為です。