バンクシーは、TwitterとFacebookをやっていないことを公式サイトでこのように公表しています。
NOT ON FACEBOOK, NOT ON TWITTER
SNSを駆使して現代アートへの関心を呼び起こした、正体不明のストリートアーティストは現在、公式インスタグラムと公式サイトのみを公式のオンラインメディアとしています。
こんにちは。BANDALが提供するバンクシー非公式マガジン編集部です。
BANDALが提供するバンクシー非公式マガジンでは、バンクシーがなぜ注目されるのか。どうやって有名になったのか。どうやって描いているのかなど。バンクシー作品の意味を解説したり、その魅力、メッセージ性の解釈、現存する場所などを発信しています。
本記事では、「バンクシーのTwitter・Facebook」について、存在しないことを解説しています。21世紀の現代アートの歴史に名を残すアーティストは、その匿名性から数々の偽物や憶測が巻き起こっています。本物のバンクシー新作については公式インスタグラムや公式サイトを通じて答え合わせのように発表しています。
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バンクシーとSNSの関係性
誰も正体を知らない匿名性、著名な美術館に飾られた無断アート、権力批判的な政治的メッセージ、そして独自のステンシル作品を無断で完成させる器物破損行為が、権威や警察と市民によって議論されてきました。
バンクシーは、これまで美術館やオークションなどの古典的な商業チャネルとは、距離を置いてきました。次世代アーティストの代表は、インスタグラムを個人のアートギャラリーとして使用しています。SNS時代を生きる現代アーティストの先頭を切きるその手法は、詳しく追求しても良いトピックスの1つです。
バンクシーとSNSの関係は、少し複雑です。バンクシーがストリートアートを始めた当時、周りのアーティストが好んだSNSは、TwitterとYouTubeでした。これらのプラットフォームにより、さまざまなアーティストが政治的メッセージを拡散することができたのです。
バンクシーはTwitterが嫌い?
2011年1月、世界最大級のオークションサイトeBay(イーベイ)で、バンクシーの正体がオークションに出品される事件が起きました。
ニューヨーク州ブルックリン出身のユーザー名「jaybuysthings」が、バンクシーの本名が明らかになっている作品の領収書を数枚オークションに出品しました。説明文には「バンクシーとして知られるストリートアーティストの名前であることを100%保証する」と書かれており、これまでの購入履歴で良い評価を受けていた出品者だけに大きな話題となりました。
3,000ドルから始まったオークションには多くの入札があり、最高入札額は約100万ドルにまで達しました。この話題は、Twitter上でさら大きな議論を巻き起こし、最終的にバンクシーはTwitterページを削除してしまいました。(このTwitterページについては、公式だったのか議論があります。)
このオークションについてeBay側は「形のないものを販売している」とのことで販売停止をします。オークション出品者は、バンクシーがTwitterページを削除したこともふまえ「本物だと明らかになった」と言いましたが、最高入札額が約100万ドルまで達したのは、出品者が自ら価格を吊り上げた可能性も示唆されました。
バンクシーが公式インスタグラムを開設
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SNSでの沈黙を破りインスタグラムに帰ってきたバンクシーは、2013年10月2日に初投稿をします。
The street is in play
Manhattan 2013
#banksyny
バンクシーは、ニューヨークの街全体を美術館に見立てて作品を31日間毎日どこかで公開する、1か月間のレジデンシープロジェクト『Better Out Than In』を開催しました。
バンクシーはインスタグラムを通じて、著名な美術館(MoMA、テート美術館、メトロポリタン美術館)やオークションハウス(サザビーズ、クリスティーズ、フィリップス)、アートフェア(アートバーゼル、フリーズアート)に至るまで、現代アートの世界全体に対してある種の復讐を表しています。
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バンクシーはインスタグラムで公開する作品を通じて、多くの人の議論を引き起こしています。10年以上前、サルが群がる英国議会の様子を描いた『Devolved Parliament / 退化した議会』の作品を投稿し、「今は笑っていいけど、いつか誰も国会に来なくなる日が来るだろう」とメッセージを残しました。
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バンクシーはもう日本に来ないので、新しい作品は現れないと思う理由は…
— BANDAL🎈バンクシー非公式マガジン (@bandal_jp) July 16, 2023
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